古代トラキア人による世界最古のワイン文化を持つブルガリア
ブルガリアワインの歴史は古く、4,000年程前にこの地を支配し文明を発展させたトラキア人によって醸造されたのがその始まりといわれています。近年発掘されたトラキア王の墓からは黄金の杯、葡萄をモチーフとした装飾品やコインも出土され、史実の裏付けとなっています。ローマ時代には、ワインの醸造は交易の中心であった黒海沿岸で盛んにつくられたという記録も残っています。19世紀後半には葡萄の栽培・ワイン製造の研究所を開設、より質の高いワインづくりを目指して現在も活動を続けています。さらに、1920〜30年には、スヒンドル・ペロシュティーツァに南仏をモデルにしたワイナリーも開設されました。